京都共栄、日本学校合奏コンクールに3年連続出場

2023年11月03日 のニュース

 京都府福知山市東羽合、京都共栄学園高校吹奏楽部(佐伯茉衣部長、65人)が18、19両日に千葉県で開かれる第12回日本学校合奏コンクール2023全国大会グランドコンテスト(高校の部)に出場する。3年連続の出場で、大編成のグランドコンテストのほか、ソロ部門に2人、アンサンブル部門に1組が出る。3部門への出場は初めてで、部員たちは「全国でも良い演奏を」と意気込んでいる。

 グランドコンテスト高校の部には、各地の予選審査を通過した26校が出場する。録音による予選審査に共栄は「ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶」で臨み、表現力豊かな演奏が出来ていたとの評価を受け、全国への切符を得た。

 佐伯部長(2年)は「大会に向けては昨年から練習を積んできたので、予選を通過できて良かったです。ラッキードラゴンは実際の事件を基に作られた曲なので、その背景などを演奏で伝えたい」と言う。

■ソロ、アンサンブル部門は5日に福島で■

 共栄からはソロ部門にアルトサックス奏者の高見まゆりさん(3年)とピッコロ奏者の安達凛さん(同)が出場する。

 高見さんは「PRELUDE ET SALTARELLE」を演奏する。予選で「音色が美しく、雰囲気のある演奏ができている」との評価を受けた。「曲の雰囲気を出せたらうれしい。祖母も大会に来てくれるので頑張りたい」と話す。

 安達さんは昨年もソロ部門に出場し、金賞に輝いた。今年は「The Deep Blue Sea」を演奏する。「テクニックがある」との評価を受けた安達さんは「昨年はミスをして、テンポがずれてしまいましたが、今回は結果にこだわらず自分が納得できる演奏がしたい」と願う。

 アンサンブル部門には8人による木管のグループが出場する。演奏曲は「鬼姫-ある美しき幻影」。予選審査では「演奏に流れがあり、テクニックも素晴らしい」との評価を受けた。ソロで出場の高見さんと安達さんもメンバーとして出る。

 アンサンブルでフルートを担当する戸倉吏麻さん(3年)は「選ばれた時はとてもうれしかったです。本番では緊張感を持って演奏したい」と話している。

 ソロとアンサンブルのコンテストは5日に福島県で開催される。共栄高吹奏楽部の小松佳司監督(28)は「3部門での出場は生徒たちの頑張った証しで、全国大会では自分たちがやってきたことを存分に出してほしい」と期待する。

 アンサンブル部門に出場するのは次のみなさん。

 戸倉吏麻、安達凛、田中怜夏、和田英里香、三木佑菜、高見まゆり、朝倉このみ(以上3年)、熊切小遥(2年)

 

写真(クリックで拡大)=共栄高吹奏楽部

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