「野球って楽しいんだよ」 幼児や児童に中学生が手ほどき

2023年10月14日 のニュース

 野球人口が減少を続ける中、幼い頃から競技に親しんでもらおうと京都府福知山市猪崎の三段池公園で、「絆ベースボールフェスティバル」がこのほど開かれた。1歳から10歳までの約70人が参加し、中学生のお兄さん、お姉さんに教わりながらボールやバットを使って遊び、野球の楽しさに触れた。

 駅南町のスポーツ用品店ミツウマスポーツ(森垣正幸社長)と中学生軟式野球クラブチームの中丹オールスターズ(川北健瑠主将)が共催した。今年で4年目になる。

 4歳までのファーストコース、未経験者向けのチャレンジコースでは、壁当て、風船キャッチ、ホームラン競争、ストラックアウトなどの遊びを用意。それぞれのブースを回る形式で、中学生が優しく指導した。

 今回から、野球を始めたての人向けのアグレッシブコースも設け、キャッチボールやノック、バッティングなど本格的な練習をした。

 中学生が守備につき、参加者が攻撃する実戦形式の練習では、参加者は一生懸命に打ち、一塁へ全力疾走していた。内野を越える鋭い打球が出たときは歓声が上がった。グラウンドには常に「ナイスバッティング」などの声援が飛び交い、和やかな雰囲気で練習が行われた。

 参加した市内の山川喜平君(4)は「(中学生が)やさしく、上手で楽しかった。よく打ててよかった」と喜んでいた。

 川北主将は「伝わりやすいように言葉を選びながら指導することを心がけました。笑顔が見られてうれしかったです。この機会に楽しんでもらって野球をする人がどんどん増えていってくれたらうれしい」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=実戦形式で練習する参加者たち

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