大谷選手からグローブ 福知山の14小学校、始業式で披露
2024年01月09日 のニュース
京都府福知山市立小中学校で3学期の始業式が行われた9日、小学校全14校で大リーグの大谷翔平選手から寄贈された野球グローブのお披露目があった。児童たちは大スターからの贈り物に歓声を上げた。
大谷選手は昨年12月、ロサンゼルス・ドジャースと10年の大型契約を結び、世界の注目を集めた。その契約前の11月、全国すべての小学校にジュニア用グローブ計約6万個を寄贈すると発表。年末から各地に次々と送られており、市内の各校にも、大谷選手のサインが入った右利き用2個、左利き用1個の計3個が届いた。
水内の大正小学校(伊豆英一校長、児童332人)の始業式は、児童が体育館に集まり、初めに伊豆校長があいさつ。1日に発生した能登半島地震について触れ、「大きな災害でスタートしましたが、それでも新しい年への希望を忘れず、また、自分のできることをし、被災地支援の輪が広がっていくことを願っています」と呼びかけた。
「暗いニュースからのスタートでしたが、明るいニュースもあります」と続け、グローブが届いたことを報告。誰から贈られたものか児童に尋ねると「大谷翔平選手!」と声をそろえて答え、大きな拍手が起こった。
また、グローブに添えられた「私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルに」「野球しようぜ」といったメッセージが読み上げられ、児童たちはにこにこ顔で聞いていた。
このあと、使い始め式があり、代表として学童野球チーム・大正ビクトリーに所属する6年大垣結斗君、4年大垣悠真君、3年川勝海叶君がキャッチボールを披露。感触を確かめたあと、全員で「大谷翔平選手ありがとう」と感謝した。
昨年、主将を務めた結斗君の将来の夢はプロ野球選手。「憧れの大谷選手のグローブをもらえてとてもうれしい。グローブをつけたら、夢をつかめるような気がします。大谷選手みたいな大スターになるため、毎日努力を続けたい」と話していた。
同校では、順次各学年がグローブに触り、今後は休み時間で貸し出す予定。
写真(クリックで拡大)上から
・大谷選手から寄贈されたグローブを手にする3人と喜ぶ児童たち
・プレゼントされたグローブ