成美出身の森投手がMVP 阪神ウィメン優勝に貢献

2023年10月24日 のニュース

 京都府福知山市出身の選手、福知山成美高校OGが所属する女子硬式野球クラブチーム、阪神タイガースWomen(ウィメン)が、このほど愛媛県で開かれた「第19回全日本女子選手権大会」で優勝した。4試合に登板して結果を残し、決勝では完封勝利を収めた成美高出身の森若菜投手が、大会MVPに選ばれた。

 大会は、全日本女子野球連盟が主催。女子硬式野球最大のイベントとして、2005年から毎年開催されている。今回もプロ球団が運営するクラブ、大学、高校など28チームが出場し、7日~11日にトーナメント戦をした。

 阪神ウィメンは、1回戦で高校ユース大会優勝校、クラーク記念国際高校を3-0で撃破。その後も順調に勝ち上がり、準決勝では大阪体育大学にタイ・ブレーク方式の延長戦に持ち込まれたが10-5で勝利し、埼玉西武ライオンズ・レディースとの決勝に駒を進めた。

 優勝がかかった大事な一戦で先発を任されたのは、1回戦と準々決勝、準決勝で好投した森投手。走者を許しながらも、要所を締めて得点を与えず、6回表に2点、続く7回表にも2点の援護をもらい、被安打5、8奪三振に抑え、4-0で完封勝利した。

 優勝の立役者となった森投手は「決勝戦で先発を任されて、すごく緊張しましたが、1点もやらないとの思いで投げ切りました。持っている力を全部出し切る、という気持ちがボールに伝わったかなと思います。全員野球で優勝できたことをうれしく思います」とコメントしている。

 教え子の活躍について、成美高女子硬式野球部の長野恵利子監督は「高校時代から将来が期待される速球派の投手でした。社会人になっても、いつか活躍するだろうと思っていましたが、なかなか結果が残せなかったので、今大会でのMVPは、とてもうれしいですね」と喜んでいる。

 また同チームの福知山市池部出身の植村美奈子投手は、準決勝で先発して勝利を呼び込み、成美高出身の田中亜里沙選手も、右翼手として全試合でスタメン入りし、打点を挙げるなど活躍した。

 

写真(クリックで拡大)=決勝で力投する森投手(提供)

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