鋭角の交差点と狭い道路の解消へ 新庄の429号改良工事進む

2023年09月25日 のニュース

 京都府が、福知山市新庄で国道429号の改良工事を進めている。国道9号と交わる鋭角な新庄交差点を付け替え、そこから伸びる「歩道がほとんどなく狭い」国道429号の300メートル区間を拡幅する。現在は事業区間内にある樋口橋架け替えの迂回路を設けて道路の切り替えを終え、出水期後の11月から橋の工事に着手する。2026年度の事業完了をめざす。

 国道429号は、福知山市街地と兵庫県丹波市を結ぶ幹線道路で、府県境の榎峠のバイパス化が26年度に完成する見込み。福知山側の始点となる新庄交差点は「トの字型」で鋭角に交差して曲がりにくく、付近は歩道がない狭い道路となっている。府は周辺の安全対策が必要として、バイパス化に合わせて総事業費10億円の改良工事をしている。

 交差点部分は「丁字路」に近い形状になり、道路幅は現行の最も狭い約6メートルから、車道6・5メートル、歩道2・5メートル、路肩1・5メートルの計10・5メートルに拡幅する。

■橋架け替えで迂回路■

 15年に事業化して測量設計、用地補償などを経て、今年7月から本格的に工事に取り掛かり、鴫谷川の上にある延長30メートルの樋口橋を架け替えるための切り回し用迂回路を造った。

 河川に関わるため、樋口橋架け替え工事は出水期の6月~10月は避けて11月に着工し、まずは半分の橋台を来年5月までに設置して、来年秋から残り半分に取り組む計画にしている。

 府中丹西土木事務所の松原武司所長は「しっかりと工事を進めて、車両、歩行者の安全確保に努めたい」と話す。

 

写真上から(クリックで拡大)
国道9号と国道429号新庄交差点
架け替える樋口橋(左奥)と迂回路(右)

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