国道429号榎峠 7月からトンネル掘削開始

2024年04月08日 のニュース

 福知山市の上・下豊富地区の住民らでつくる「国道429号改修促進委員会」(佐竹義正会長)はこのほど、拝師の成和コミセンで2023年度定期総会を開いた。京都府から工事進捗状況の報告があり、兵庫県との境に設ける榎峠トンネルの福知山側(法用)からの掘削工事が7月から始まることが明らかになった。

 国道429号(福知山~青垣)の府県境付近は見通しの悪い急カーブが連続し、道幅が狭くて車が離合できない箇所が続く。そこで地元は1990年に改修促進委を結成し、危険箇所改修のため国、府、兵庫県、福知山市、丹波市などへ陳情や要望書の提出を続けている。

 総会はコロナ禍で、2020年から昨年まで中止となっていたため、5年ぶり。会員や府中丹西土木事務所の松原武司・所長ら約40人が出席した。最初に佐竹会長があいさつ。「出席者のみなさんや諸先輩方の努力のおかげで榎峠のトンネル化に向け進展していて、京都府側と兵庫県側の双方から掘削をしていきます。トンネルの着工が一日も早くできるよう頑張りたい」と述べた。

 引き続き中丹西土木の俣野龍象・道路計画課長が、進行中の工事について説明。榎峠トンネルは、すでに工事の契約済みで、着工を祝う会が近く開催されることを報告した。7月ごろから、実際にトンネルを掘り始め、来年中に貫通する予定で、その後もしばらくはトンネル工事が続くとの説明も加えた。

 

写真(クリックで拡大)
・バイパス化される国道429号榎峠
・定期総会であいさつする佐竹会長

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