由良川筋で稲刈り始まる 大江町の鬼の里農園
2023年08月24日 のニュース
京都府福知山市大江町の由良川筋で、稲刈りが始まった。同町北有路の田んぼでは、順調に育った酒米・五百万石の稲を、農事組合法人鬼の里農園(廣瀬敬治代表理事)が、大型コンバインで刈り取っている。作業はあと1カ月ほど続く。
同農園では、北有路と同町河守の田んぼ計19枚(20ヘクタール)で、酒米の五百万石と京の輝き、特別栽培米のコシヒカリを作っている。5月中に田植えを済ませたあとは、雨不足による水の確保に苦労しながらも、丹精込めて育ててきた。
今夏は晴天の日が多く、たっぷりの日光を浴びたことで、大粒で出来の良い米に成長。台風7号の被害を受けず、例年とほぼ同時期の20日から、酒米の稲刈りをスタートできた。コシヒカリは、9月10日前後から収穫を始める予定という。
廣瀬代表理事(75)は「鬼の里農園では、台風7号で小豆が水につかり、腐ってしまう被害が出ました。幸い米は無事だったのでよかった。たくさん太陽の光を浴びたことで、例年よりも多く収穫できそうです」と話している。
写真(クリックで拡大)=大型のコンバインで一気に刈り取る(23日、大江町北有路)