台風7号:孤立解消し「ようやく眠れる」 大江の2集落

2023年08月17日 のニュース

 強い台風7号の影響で、京都府福知山市大江町の小原田、小谷両地区が孤立状態となっていたが、復旧作業が進み、16日夕までに解消した。住民たちは「食料も心配だったが、市のおかげで早期に解消できた。ようやく眠れます」と安堵の表情を見せた。

 両地区は山間部に位置する集落で、14日夜から強い雨が降り、15日朝までに、集落に入るルートの市道河西金山線と市道六日線で土砂崩れが発生。市によると、小原田で24世帯46人、小谷は3世帯5人が、孤立状態となった。

 地元住民らによると、市の依頼を受けた業者が、16日早朝から本格的に復旧作業に取り掛かり、市道を塞いでいた倒木や土砂などを重機を使って撤去。小原田は昼までに、小谷は夕方までに車が通れるようになった。

 丸一日以上、孤立状態となったが、住民たちは「幸いにも電気や水道は通っていたので、クーラーをつけて暑さをしのいだ。地域柄、食料は普段から備蓄しているので、まだ助かった」という。

 小原田の川勝豊自治会長(69)は「ひどい状況で、解消まで2、3日は掛かると思っていたが、市や業者のおかげで早く通れるようになり、とてもありがたい」と感謝し、小谷の桐村明次自治会長(89)は「地区の中で一番の若手が私という高齢化が進む集落で、孤立して心配したが、車が通れるようになって何よりうれしい」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=小谷に入る市道。土砂崩れ状態(上)=読者提供=から、倒木などを撤去した(下)

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