友好都市・小山町の小学生たち、大江山で交流

2023年08月09日 のニュース

 京都府福知山市の観光友好都市・静岡県小山町の小学生たちが、6日から8日まで市内を訪れ、鬼伝説の学習を通じて地元の小学生たちと交流した。

 小山町は大江山での鬼退治で活躍した坂田金時(金太郎)生誕の地で、1982年に、鬼の首領・酒呑童子の伝説で有名な旧大江町(現福知山市)と交流を始め、2012年には市と観光友好都市の締結を結んだ。

 福知山市は小山町と地元の児童との交流事業を毎年実施してきたが、コロナ禍で今回は4年ぶり4回目の開催となった。

 小山町からは5校の5、6年生25人が訪問した。初日は福知山城を見学。大江町で和太鼓体験もした。

 2日目は地元の6小学校の5、6年生22人が合流。大江山登山をする予定だったが、府内に熱中症警戒アラートが発令されたため中止に。一行は東羽合の市防災センターと大江町佛性寺の日本の鬼の交流博物館を見学した。

 鬼博の村上誠館長は、日本の鬼は神としてもあがめられていること、酒呑童子の墓があることなどを話した。

 このあと児童たちは館内を見学。村上館長の説明を受けながら、鬼瓦や国内外の鬼面、鬼伝説にまつわる絵巻などをじっくりと見た。角が長いベトナムの鬼面には、みんな興味津々で、「わ~長い」と驚いていた。小山町の須走小学校6年の浦本あかりさんは「鬼の博物館に行くのを楽しみにしていたので、いろいろな鬼を見ることができて良かった」と喜んでいた。

 一行は8日に大江の和紙伝承館で、丹後二俣紙を使ってのうちわ作りを体験。元伊勢内宮皇大神社を訪れた後、帰路に就いた。

 

写真(クリックで拡大)=日本の鬼の交流博物館内を見学する児童たち

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