鬼の角を生やした市職員! 鬼伝説のまちで鬼鬼祭

2024年02月02日 のニュース

 「鬼鬼(0202=オニオニ)の日」のきょう2日から、京都府福知山市は市内各所で鬼を集めた企画「鬼鬼祭」を、住民たちと協力して開いている。大江山の鬼伝説が残る大江町では、河守の大江支所職員たちが、手作りの「鬼の角」を着けて業務にあたり、祭りの盛り上げと地域伝承の発信に取り組んでいる。

 「鬼のまち福知山」をPRしようと、市は4年前から2月2日を鬼鬼の日とし、まちぐるみで祭りを実施している。テーマは「節分で追われる鬼たちよ集まれ!」。

 大江支所では例年、フェルトや毛糸などで手作りし、カチューシャ、ピン止めなどに取り付けた約7センチの角を、全職員が装着している。中には、鬼の牙などをデザインした「鬼おにマスク」を合わせる職員も。齊藤優樹さん(31)は「来庁者に、鬼鬼の日がわかるようにつけています。職員みんなで取り組むことで一体感が生まれるし、盛り上げに貢献できれば」と話す。

 市内各所ではおおむね4日まで、神社での節分祭や展示など、鬼関連のイベントが開かれる。市ホームページで地域ごとの情報を掲載している。

■鬼だらけの展示会■

 河守中央の大江町総合会館では「令和の鬼展」が始まった。会場には鬼にまつわる品約200点が所狭しと並んでいる。

 福知山公立大学生が企画した「鬼面コンテスト」の応募作品や鮮やかに彩色された鬼がデザインのマンホール・水道のふた、日本鬼師の会会員による鬼瓦のほか、名物の大きな鬼饅頭、鬼のどら焼き、コンクールで何度も日本一になっている・どぶろく「鬼ババァー」など鬼の名が付いた飲食品も展示している。

 会場にはオープンとともに、多くの人たちが訪れ、さまざまな形の「鬼」を見つけ、楽しんでいる。

■北京都こども鬼映画祭も■

 また「北京都こども鬼映画祭」も同会館で開かれている。韓国出身の映画監督ゾンピロンさんの「福知山元伊勢三社巡り」や大江高校生、京都芸術大学大学院博士課程1年のエガネバクチアリ・ノーバルさんらの作品も上映する。

 令和の鬼展、北京都こども鬼映画祭とも4日までで無料。時間は午前10時から午後4時まで。

 

写真(クリックで拡大)
 ・大江支所横で、関連イベントの準備を手伝う支所職員たち(きょう午前9時30分ごろ)
 ・鬼にまつわる品200点を展示している
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