マーマレード日本大会で福高三和分校が受賞 ラベル賞も

2023年07月08日 のニュース

 福知山市三和町千束、京都府立福知山高校三和分校の家庭クラブ(大田亜美会長、10人)が、柑橘類の加工食品・マーマレードのコンテスト「第5回ダルメイン世界マーマレードアワード日本大会」に初出品。アマチュア部門の高校生カテゴリーで賞に入った。さらに瓶に貼ったオリジナルのラベルも賞に選ばれた。

 マーマレードアワードは、イギリス発祥のコンテスト。日本では、愛媛県八幡浜市が事務局を務める実行委員会が主催し、2019年に始まった。プロとアマチュアの各部があり、年を重ねるごとに応募数は増え、今年のアマチュアの部には過去最多の1488点が寄せられた。

 瓶詰めしたものを送り、著名なシェフやスイーツジャーナリストら14人が、外観や質感、香り、味などで審査。アマチュアの部は、高校生やシニア、学生などの各カテゴリーがあり、それぞれベストカテゴリー賞、金、銀、銅の各賞が選ばれた。

 これとは別に事務局が選ぶ「ラベル賞」があり、応募のあった1488点のうち15点のみが選出された。

 三和分校のラベルは、部員たちで案を出し合い、6つの候補から選んだ。高校生が作ったマーマレードとして、学校の黒板をイメージしたものにした。

 部員たちは「協力して取り組んだ結果として賞をいただけて、やりがいを感じることができました」と喜んでいる。

 マーマレードそのものは銅賞(27点)を獲得した。作品名「『たべてみなん』三和のゆずマーマレード」。マーマレードは文化祭などで毎年販売しており、家政科で受け継がれてきたレシピを改良して作った。

 材料のユズは農業科が校内で育てたものを使用。素材の味を生かしつつも、甘めで子どもも食べやすいのが特徴という。

 審査員からは「苦みが若干残っている」などの指摘もあったが、「ユズの色、香りが生かされている」と好評で、20点満点中16・7点と、高い評価を得ることができた。

 家政科3年の大田会長は「ユズを細かく刻んだり、熱いマーマレードを瓶詰めしたりする作業は大変でしたが、学校の伝統あるマーマレードが銅賞に入ることができ、とてもうれしいです」と笑顔。

 一方で、「なるべく甘く仕上げたつもりでしたが、この大会の基準では、糖度がもっと必要だったことが分かりました」とし、「来年はさらに改良を加えて挑み、金賞をめざしたい」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=銅賞とラベル賞を受賞したマーマレードを持つ大田会長

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