福知山高の教員志望生が小学校で授業体験
2023年07月05日 のニュース
教員をめざす福知山市土師、京都府立福知山高校の生徒たちが4日、市内の2小学校で授業を見学し、児童たちと触れ合って教育現場を肌で感じた。
福高が進める教員養成プログラムの一つ「地元小学校で学ぶ会」で、それぞれの進路目標につなげてもらうのが目的。プログラムに登録している1~3年生22人が内記五丁目の惇明小と前田の雀部小に分かれて訪問した。
惇明小には11人が訪れ、最初に各学年(5年生を除く)の教室で、教諭たちがタブレットや大型モニターを使い指導する様子をじっくりと見た。
このあと3、4年生の授業に参加し、児童たちの学習をサポート。4年生の図工の授業では、画用紙を使った「ペーパー風鈴」作りが行われ、生徒たちは教室内を回り、児童たちに優しくアドバイスした。
画用紙を丸く切る際、高校生が「画用紙を回しながら切るとやりやすいよ」と教えると、児童たちは素直に実践し、「できた」と切り取った紙を笑顔で見せていた。
また福高の卒業生で、4月に惇明小へ赴任した新任教諭から、現在の指導の様子や意気込みなどを聴く時間もあった。
小学校の教諭をめざす福高3年の亀井穂乃加さんは「授業で先生は一人ひとりの児童を見られていて、すごく参考になりました。将来は児童の個性を伸ばすお手伝いができれば」と話していた。
写真(クリックで拡大)=授業で児童たちにアドバイスする高校生たち(惇明小で)画像の一部を加工しています