災害時の連携の大切さ学ぶ 自主防災リーダー養成講座

2023年06月24日 のニュース

 災害時に地域防災の要となるリーダーを育てる初級養成講座が、京都府福知山市東羽合の市消防防災センターでこのほど開かれた。市民25人が受講し、災害時の対処法などを身に付けた。

 初級講座は2002年度から始め、昨年度までに2486人が受講している。

 今年度の講座は最初に座学があり、自主防災リーダーの必要性や役割について学んだあと、3グループに分かれて、消火、煙中体験▽救出▽起震車体験の訓練に臨んだ。

 地震で倒壊した家屋の下敷きになった人を救い出す訓練では、まず木材や板などのがれきを除去。続いて角材をがれきにかませたり、車のジャッキを使ったりして隙間を空け、人に見立てた人形を助け出した。

 このほか、がれきに挟まれた傷病者への声掛け役や現場統括者役も立てて、連携した動きで訓練にあたり、救出した傷病者を毛布などで作った簡易担架で搬出する体験もした。

 受講した奥榎原の足立庄治さん(70)は「机上の学習だけでなく、具体的な作業を覚えることができ、有意義な講座だった。習ったことを自治会でも伝えたい」と話していた。

 防災センターでは中級講座も開かれ、32人が各地域の実情に即した防災のあり方や地域のマイタイムラインの作り方などを学んだ。

 

写真(クリックで拡大)=一丸となって、がれきの中から人を救出する訓練に臨む受講者たち

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