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2023年05月01日 のニュース
被災地の消防力だけでは対応が困難な大規模災害時に、全国から応援に駆け付ける「緊急消防援助隊」に登録する京都府北部の5消防本部が、福知山市内で参集訓練をした。参加した隊員29人は今年度の先発派遣隊のメンバーで、年度初めの顔合わせをして有事の際の連携強化を確認した。
訓練をしたのは、福知山市、舞鶴市、綾部市、京丹後市、宮津与謝消防組合の各消防本部でつくる北部ブロック消防本部で、緊急消防援助隊の府大隊に組み込まれる1部隊を担う。
徳島県を震源とする震度6強の内陸直下型地震が発生したことで国や府からの出動準備依頼があり、1次集結場所の六人部パーキングエリアに向かう-との想定で訓練した。
集結場所を東羽合の市消防本部防災広場に代えての訓練。各地で必要機材などをそろえて指揮車、消防車、救助工作車、重機輸送車など車両9台に乗り込み駆け付け、点呼、災害活動時の統一事項の再確認をした。
福知山消防署の川口富生署長は「災害はいつ起きるか分からず、各消防本部の態勢が変わる年度初めに訓練をすることの意義は大きい。顔が見える関係を作っておくことで緊急出動時の迅速な行動につながる」と話していた。
写真上(クリックで拡大)=府北部5消防本部の車両が福知山に集まる写真下(クリックで拡大)=集合した先発派遣隊
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