寮生に「とん吉」 成美高が大盤振る舞い

2023年04月14日 のニュース

 新入寮生を歓迎しようと、京都府福知山市水内の福知山成美高校は12日、寮生に福知山の人気店「特製ラーメン とん吉」=駅前町=のラーメンや牛丼を提供した。寮生活をする運動部などの1年~3年の約200人が、地元の味でおなかを満たした。

 寮生は甲子園出場などさまざまな志を持って、関西や関東など全国各地から集まっているが、同校は新型コロナウイルス禍で外食を禁止している。そこで、地元の名物を食べさせたいと、特別メニューを企画。学校が費用を負担した。

 きっかけは兒島裕之校長が、同店創業者の息子の木下貴之さんが店を継ぐと知ったこと。同店はコロナ禍でテイクアウトのみだったが、3月下旬から一日20食限定で店内飲食を3年ぶりに再開。これまでから寮生ら多くの成美高生が利用していて、店に少しでも恩返しになればと、寮の食事を提供する業者を通じて依頼した。

 看板メニューは、こってり濃厚なとんこつラーメンだが、しょうゆととんこつを1対1で割った「ミックス」を注文。業者のスタッフが学校の食堂でスープを温めるなどして、夕食時に男子112人に提供した。

 学年や部活ごとに時間を区切り、学校食堂にやってきた生徒たちは、ラーメンに加え、から揚げやご飯、サラダなどを勢いよく食べた。

 兒島校長は「この3月に卒業した寮生たちは、市内の飲食店で外食できずに卒業しました。寮の規制が緩和されれば、また店に食べに行ってほしい」と話していた。

 女子80人には、昼食時に同店の牛丼を提供した。

 

写真(クリックで拡大)=とん吉のラーメンを勢い良く食べる新入寮生たち

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