マイナカード駆け込み増加 市役所最大3時間待ち

2023年02月22日 のニュース

 最大2万円分の「マイナポイント」を付与するマイナンバーカード取得の申請期限が2月末に迫り、京都府福知山市役所の関連窓口が連日混雑している。「駆け込み申請」が増加しているためで、市民課は「今は長時間、お待ちいただく状況になっていて、ご理解いただければ。時間に余裕を持ってお越しください」と呼びかけている。

 マイナポイントは、カード普及に向けた総務省の事業。2月末までにカードを申請し、5月末までにポイントの申し込みをすれば、電子決済に使えるポイントを受け取れる。

 新規取得の最大5千円分に加え、健康保険証としての利用登録と公的給付金の受け取り用口座登録で各7500円分を付与する。

 市内の申請状況は、当初カード申請の締め切りとされていた昨年12月に多くの人が押し寄せ、同月だけで4711件(ネット申請なども含む)、今年1月は少し落ち着いて2185件だった。しかし2月に入り、窓口周辺は連日手続きを待つ人であふれ、現在は昨年12月と同様の忙しさになっているという。

 カードの「申請」「交付」、ポイントの「申し込み」の各手続きで混雑が発生している。混雑緩和のため各課からの応援で職員を増やし、対応を強化しているが、駆け込み申請が予想より多く、待ち時間は長い人で2、3時間になるという。問い合わせの電話もひっきりなしにかかっている。

 総務省は17日、ポイントの申し込み期限を5月末に延長すると発表したが、市民課によると、カードの申請、ポイントの申し込みのいずれの期日も2月末と勘違いして来庁する人がいるとみられ、「期限を混同しないように」と呼びかけている。

 2月末が迫るにつれ、窓口の混雑は増す見込みで、市民課は、オンライン申請の活用を推奨している。またカード申請は、臨時窓口を開設する篠尾新町の福知山税務署、ポイントの申し込みは、市内の一部のコンビニエンスストア、携帯電話の販売店でもサポートしている。

 1月末時点で市内のカードの交付率は57%、申請率は74%。

 

写真=手続きを待つ人たちで混雑する市役所の窓口周辺

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