新規就農者が交流会 悩み打ち明け連携の相談も

2023年02月22日 のニュース

 京都府福知山市内の新規就農者らが集まり、ざっくばらんに語り合う交流会が、市役所で20日に開かれた。5年以内に就農した6人、市の農業研修を受けている3人の計9人が参加。悩みを打ち明けるなど話は弾み、名刺交換も。今後は連携し、農業の活性化に努めていくことを確認し合った。

 若手農家のネットワークづくりにつながれば-との思いで、市などが初めて実施。集まったのは、半田や長田、旧3町などの新規就農者と農業研修生で、20代~40代のメンバー。先輩農家として、三和町で万願寺甘とう、三和ぶどうを栽培する久保世智さん(42)も加わった。

 久保さんが自身の経験に基づき、農業のアドバイスをしたあと、それぞれが自己紹介。万願寺甘とう、キュウリ、ナス、ブドウ、桃といった栽培品目の説明や将来展望などを順番に発表した。

 「冬場の収益確保が難しい」「万願寺甘とう以外の野菜で、売り先を確保するのが大変」といった課題のほか、「将来的にもっと規模を拡大したい」「去年は万願寺甘とうが根腐れしてしまい、今年はリベンジできれば」など、目標や意気込みなども伝えた。

 大江町で就農した吉見卓也さん(37)は「先輩農家の話を聞けて良かった。今後の農業に生かしたい」と満足そう。夜久野町の齊藤善之さん(45)は「同じ立場の人たちが、どんな考えで農業をしているのか、よく分かりました。今後も情報共有していけたら」と話していた。

 

写真=それぞれが将来展望などを発表した

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