口の健康に関心を 歯科医師会がユーチューブ配信

2024年04月26日 のニュース

 福知山、綾部両市の歯科医でつくる京都府丹波歯科医師会(杉岡真一会長、56人)が、インターネットを活用した歯の健康の啓発活動に取り組んでいる。動画配信サイト・ユーチューブで「京都たんば歯科チャンネル」を開設。かむことの大切さ、口腔がん、歯ぎしりなどをテーマに、経験豊富な歯の専門家が分かりやすく解説している。

 同会は、両市の市民に歯の健康を普及啓発するために、講演会の実施、新聞への寄稿などをしてきたのに加え、ネットでも情報をと、ユーチューブ配信を企画した。

 役員ら10人ほどで特別チームを作り、昨年10月から始動。現在9本の動画を配信中で、今年11月ごろまでは毎月1本のペースで増やしていく。1本あたり10分前後で、分かりやすくするため、専門用語はできるだけ使わないようにしている。

 石原の杉岡歯科医院長でもある杉岡会長(57)が担当した動画「噛むことはたくさんのいいことがある!」は、子育て世代を意識した内容。前歯をしっかり使って物を食べることで、顔の筋肉が鍛えられて顔つきが良くなったり、歯並びがきれいになったりする効果があることを伝え、「パンや野菜などでよいので、調理で食材を細かく刻みすぎず、前歯でがぶっと食べることができるようにすると効果があります」と、日常でできる改善策を教える。

 このほか、50キロ~100キロを超える力がかかるといわれている睡眠中の歯ぎしりに有効なマウスピース▽早期発見が大切な口腔がんの特徴▽高校生らを対象にした歯科衛生士の仕事紹介-などの動画がある。今後は、オーラルフレイル、入れ歯、歯科矯正などもテーマにして紹介することを考えている。

 杉岡会長は「口の健康は全身の健康にも影響する大切なものです。健康維持に大切な知識の紹介をしているので、多くの方に見てもらえれば」と呼びかけている。

 

写真(クリックで拡大)=画像なども使って丁寧に解説をしている

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