ゲームを教材に小学生がプログラミング 福公大で教室
2024年08月22日 のニュース
京都府福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学(川添信介学長)で、小学生向けのプログラミング教室がこのほど3日間にわたって開かれた。参加した子どもたちは、人気ゲームのマインクラフト(マイクラ)を教材に、楽しみながらプログラミング的思考を身に付けた。
福公大ジュニアIT人材育成プロジェクトの一環で、情報技術の面白さを感じてもらおうと、情報学部を開設した2020年度から教室を開いている。福知山市と兵庫県の丹波、朝来両市の小学5、6年生が対象で、今回は33人から申し込みがあり、抽選で決まった16人が参加した。
マイクラはプログラミングにより、全自動でブロックを積み上げて建造物を作ることができる。子どもたちは、情報学部の学生からプログラムの書き方、マイクラの操作方法などを教わり、初心者でも作りやすい四角い家「豆腐ハウス」や5段ピラミッド作りに取り組み、ゲームに慣れていった。
最終日には教室の集大成として、これまでに習った技術を生かして自由制作に挑戦。パソコン画面とにらめっこしながら夢中で作業し、城やビルなど思いおもいの構造物を完成させ、最後は一人ずつ工夫したところなどを発表した。
惇明小5年の女児は「プログラミングに興味があって参加しました。大学生のお兄さん、お姉さんの教え方が上手で分かりやすかった。マイクラは楽しいです」と話していた。
写真(クリックで拡大)=マイクラで自由制作に取り組む子どもたち