母ザルが「ワンオペ育児」に奮闘 三段池動物園の猿ケ島

2023年01月16日 のニュース

 サルの世界も変わらぬ母の愛-。京都府福知山市猪崎、三段池ラビハウス動物園(二本松俊邦園長)の「猿ケ島」で、母ザルが子ザルに愛情をたっぷり注ぎ、育児に励んでいる。家庭を顧みず、のんびり過ごす父ザルをよそに、「ワンオペ育児」に奮闘している。

 猿ケ島は六角形の飼育場で、33匹のニホンザルが共同生活。子ザルは3匹いて、いずれも昨年5月に誕生した。甘えん坊の3匹は、それぞれのお母さんたちにべったり。それでも最近になって、少しずつ離れて遊ぶようにもなってきた。

 成長を喜びつつも必ずそばにいて、目を離さないのが母ザル。母乳をやり、毛づくろいをして、体に異常がないか入念に確認するなど、育児に一生懸命だ。そんな母ザルが子ザルは大好き。人間の世界では、過保護とも思えるほど、親子の愛があふれている。

 朝には氷点下を記録したものの、最高気温が14・5度まで上がり、日中はぽかぽか陽気だった12日には、親子で日なたぼっこをする姿が。ほかのサルたちもリラックスムードで、ゆったりとした時間が流れていた。

 二本松園長は「猿ケ島では、2年ぶりの子ザルの誕生となりました。親子を観察していると、母ザルがたくさんの愛情を子に注いでいるのがよく分かります。人間もサルたちを見習って、大切に子どもを育ててほしい」。

 

写真=子ザルを優しく抱きしめ、母乳をやる母ザル

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