マーラ2匹が仲間入り 三段池動物園
2024年04月26日 のニュース
京都府福知山市猪崎、三段池ラビハウス動物園(市動物園)にテンジクネズミ科のマーラの雌2匹が仲間入りし、22日から一般公開されている。
マーラは南米のアルゼンチンやパラグアイなどの草原に生息。大きな目と耳を持ち、見た目はウサギに似ているがネズミの仲間で、カピバラに次いで「世界で2番目に大きなネズミ」といわれている。細長い足で、時速45キロで長時間跳ぶように走ることができる。
2匹は三重県多気町の「ごかつら池ふるさと村どうぶつパーク」からやって来た。どちらも推定6歳で、体長約50センチ、体高約40センチ、体重約3キロ。到着してすぐは檻から出ず、緊張した様子だったが、次第に慣れてキャベツを食べ始め、飼育所の中を元気に動き回っていた。
動物園育ちのため、人懐こく優しい性格で、2匹は何をするにもいつも一緒で、仲の良い姿を見せる。ぴったりとくっつき、顔を寄せ合う場面もあった。
草食で、来園者はフェンス越しにキャベツや固形飼料を与えて触れ合うことができる。
二本松俊邦園長は「2匹とも穏やかでとてもかわいらしく、園のアイドル的存在になるのでは」と話していた。
市は今後、名前の募集を検討している。
写真(クリックで拡大)=新しく園にやって来たマーラたち