子ども増える南羽合に父親らで青年団組織始動
2022年08月12日 のニュース
住宅地開発で子どもの人口が増えている京都府福知山市南羽合地区で、若い父親を中心に青年団組織「南輝会」(氷上幸真会長、12人)が発足した。活動の皮切りとなった7日、子どもたちを交通事故から守る安全啓発のぼりを作って設置した。
南羽合は約240世帯あり、このうち100世帯ほどが地区内にできた新興住宅地「萌黄の丘」に移住してきた子育て世帯。青年団組織の話は2年前に氷上会長(36)らが「子どもたちのための活動や運動会をして地区を盛り上げたい」と自治会に相談して立ち上げたが、新型コロナウイルス流行で活動ができないまま足踏み状態となっていた。
「動き出さないと始まらない」と決意を新たに、交通安全を呼びかけるのぼりの設置から再スタート。のぼりは福知山交通安全協会と市から無償提供を受け、南羽合集会所に集まって塩ビパイプを切ってのぼりの設置台を作った。
完成したのぼり15本を子どもの往来が多い道路沿いなどに設置し、今後も増やしていく。
氷上会長は「会の賛同者を増やして、いろいろな活動をしていきたい。子どもたちが大きくなった時に『うちの地元はこんなまちなんやで』と自慢できる笑顔輝く南羽合に」と意気込む。
南羽合の嘉本博自治会長(74)は「地区内は高齢者より子どもの数のほうが多い。自治会としても若い人の活動はぜひ応援したいし、一緒にやらせてほしい」と話し、南輝会のメンバーに加わっている。
写真=そろいのTシャツで交通安全啓発のぼりを設置