旧福信支店跡にビール醸造所 まちづくり支援ファンドの投資で

2022年07月22日 のニュース

 京都府福知山市の駅正面通り商店街内に残る旧福知山信用金庫(現京都北都信用金庫)本町支店=南本町=の建物を活用したクラフトビール醸造所「CraftBank(クラフトバンク)」が、26日にオープンする。それを前にした21日、関係者が集まりセレモニーが開かれた。民間のまちづくり事業を支援する「福知山まちづくりファンド」の第1号として投資を受けた施設で、醸造所のビールを片手に喜びあった。

 地域金融機関と一般財団法人民間都市開発推進機構(MINTO機構)=東京都=が連携してつくる「まちづくりファンド」からの資金援助を通して、民間まちづくり事業を支援し、地域の活性化を目的とした取り組み。2021年2月に設立された福知山まちづくりファンドは、同機構と京都北都信用金庫で組織している。

 広小路、新町、駅正面通りの3商店街など市内の中心市街地エリアを対象に、空き店舗などをリノベーションし、商業施設や宿泊施設などを運営する事業に資金面で援助する。

 取り組みの第1号案件で1千万円の投資を受けたクラフトバンクは、庄田健助(38)さんと羽星大地さん(30)が昨年1月に設立。宮崎県の醸造所での修業を経て、オープンにこぎつけた。6種類のクラフトビールが飲めるレストランなども併設する。

 セレモニーには、北都信金の吉田英都理事長やMINTO機構の橋本元秀副理事長、前川二郎副市長ら約30人が出席。あいさつに立った吉田理事長は「市の協力も得ながら事業を進めることができました。魅力的な施設が次々とできるよう尽力していきたい」と感謝と意気込みを伝えた。

 事業者代表として羽星さんは「ここからがスタート。ビールをきっかけに集まった人で何か新しいことをしていきたい」と話していた。


 
写真上=クラフトビールが飲めるレストランを併設
写真下=造ったビールを手にオープンを祝った(右から3人目が羽星さん、4人目が庄田さん)

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