福沢諭吉から渋沢栄一に交代 ほくと信金に新紙幣
2024年07月05日 のニュース
日本銀行が3日に発行した新しい1万円、5千円、1千円札が4日、福知山市南栄町の京都北都信用金庫福知山中央支店(田中晃久支店長)に届いた。同信金は全店で5日から新紙幣の取り扱いを始めた。払い出しや両替ができ、在庫状況によって当面の間は枚数制限をするという。旧紙幣は今まで通り使える。
デザインが変わるのは20年ぶり。1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一、5千円札は樋口一葉から津田梅子、1千円札は野口英世から北里柴三郎にそれぞれ変更された。5千円札の裏面は藤で、大江町には花の観光スポットとしてにぎわう才ノ神の藤があり、市の花になっているなど、福知山とも関わりが深い。
新しい札は立体的なホログラムなどの偽造防止技術が採用され、「10000」「5000」「1000」は大きなアラビア数字にして、どの種類の紙幣か見分けやすくしているなどの特徴がある。
■便乗詐欺に注意を■
警察や国民生活センターなどは、新紙幣発行に便乗した詐欺に気を付けるよう、注意を呼びかけている。「古い紙幣(お札)が使えなくなる」「新紙幣と交換する」などと言って紙幣をだまし取ろうとする詐欺が予想されるという。
写真(クリックで拡大)=福知山中央支店に届いた新紙幣