サトウヤシのネットでゴーヤ栽培 緑のカーテン育てようと南陵中
2022年07月05日 のニュース
福知山環境会議(田倉徹也代表)は、京都府福知山市南岡町、南陵中学校3年生を対象に「地球温暖化対策とみどりのカーテン植え付け授業」をこのほど開いた。生徒たちは、エスペックみどりの学校の土田真奈見さんらに指導を受け、ゴーヤを使った緑のカーテンづくりに取り組んだ。
若い世代が地球温暖化防止に対する具体的な取り組みを学び、行動を起こす気持ちを高めてほしいと実施。再生可能エネルギー由来の電気を扱う市内の企業、たんたんエナジーの木原浩貴社長による講演もあった。
5クラスの計175人が、数クラスずつ順番に講演を聞いたり、植え付けたりした。土田さんはつる性の植物を使って日差しを遮る「緑のカーテン」について説明。「カーテンがあるところは周囲より7度ほど涼しくなります」などと伝え、ゴーヤを植えた後は毎日、朝夕の水やり、10日ごとの施肥と摘心がいることなどを教えた。
今回から、サトウヤシを使ったネットを使っており、ネットを作るインドネシアで、自然や人にやさしい雇用の創出も目指す。
生徒たちは土田さんの説明を聞いた後、3、4人ずつに分かれて発泡スチロール製の容器で土づくりをし、ゴーヤ苗を植えた。土田小春さんは「ゴーヤを植えるだけですごく温度が下がることがわかってびっくりしました。分厚くて涼しいカーテンにしたいです」と笑顔を見せていた。
写真=ネットの下に植え付けたゴーヤを並べる生徒