京都府が公立大にワクチン接種バス 希望者58人が受ける
2022年07月04日 のニュース

京都府は1日、新型コロナウイルスの3回目接種を進めるため、バスの中で接種ができる「ワクチン接種バス」を、福知山市西小谷ケ丘、福知山公立大学(川添信介学長、学生779人)に出した。希望があった学生58人がモデルナ製ワクチンの接種を受けた。
公立大では昨年、学生約60人と教職員約20人が京都大学での集団接種会場で1、2回目の接種を受けた。個人で受けている学生はいるが、住民票を福知山市に移していない学生らは市内で接種する機会がないことから、今回府のバス派遣を受け入れ、1、2回目を接種した学生を対象に希望者を募った。
バスは接種用と、注射を打ったあとの経過観察用の計2台。医師1人と看護師3人のほか、府職員や大学職員も対応した。控え室に簡易ベッドも置き、万が一に備えたが、体調不良を訴える人はいなかった。
接種を受けた地域経営学部1年の男子学生(18)は「1、2回目の接種は(出身地の)地元で受けました。その時は両方とも24時間後に熱が出ましたが、しんどくはなかった。3回目を受けることができ安心しています。4回目があってバスを出してもらえるならば受けたい」と話していた。
府は6月15日に亀岡市の京都先端科学大学京都亀岡キャンパスにも接種バスを出していた。
写真=バスの中で接種を受ける学生