京都府で4回目ワクチン始まる モデルナ製
2022年05月27日 のニュース

京都府は26日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を始めた。政府方針に基づいて、対象は60歳以上、基礎疾患(持病)がある18歳~59歳、重症化リスクが高いと医師が認める人。
当初は京都タワー(京都市下京区)、綾部ルネス病院(綾部市)、京都田辺中央病院(京田辺市)の府ワクチン接種会場3カ所で取り組む。福知山市内から距離的に近い綾部ルネス会場は、28日以降の土曜日昼1時間(午後0時30分~1時30分)で行う。今後は、市町村でも接種会場を設けていくとみられる。
使用するワクチンは米モデルナ社製で、3回目接種から5カ月以上経過していることが条件になる。
4回目接種には、市町村が発行する接種券が必要。福知山市によると、市内60歳以上の一般高齢者の4回目接種は、7月ごろから接種可能時期が本格化する見込みで、接種券を順次送る。
高齢者以外の対象者については、基礎疾患の有無などが行政側では把握できず、市に申請してから接種券を受け取る流れになる可能性が高い。市は方針を固めて近く詳細を公表する見込み。
3回目接種にノババックス社製
京都府は、ワクチン3回目接種の推進にも力を入れる。
京都タワー会場では6月8日から、アレルギーなどで米ファイザー社製や米モデルナ社製を接種できない18歳以上の人らを対象に、米ノババックス社製を用いた3回目接種を始める。
ノババックスの予約は6月1日午前11時から、府ワクチン接種会場予約・相談コールセンター、電話0570・030・280で行う。
また、3回目接種が進まない若年層の加速化へ、府内の大学や企業に出向くワクチン接種バスを派遣する。