今年は裏年だが品質は良好 特産のタケノコ出荷作業始まる
2022年03月25日 のニュース
春の味覚・タケノコの出荷が25日、京都府福知山市報恩寺で始まった。地区内の集荷場に、地元の人らが早朝から掘り起こしたばかりのものが次々と集まった。今年は収穫量が減る裏年にあたるが、品質の良いものが届いている。
報恩寺特産のタケノコは約200年前から栽培が始まったとされ、現在は地区内の65戸で生産している。軟らかく、えぐみが少ないことで人気が高く、今年は全体で約10トンの収穫を見込む。
地元住民でつくる「報恩寺筍生産グループ」(野田和則代表、80人)が中心になって作業をしており、地中に全て埋まっていた「上」▽穂先のみ地表にでていた「中」▽3分の1ほどが地表にでていたものなどの「小」に仕分けした。
野田代表(67)は「雪や寒さの影響で、少し生育が遅れていますが、これからどんどん大きなものが出てきます。4月中旬ごろにピークを迎えそうです」と話していた。
集荷、販売はしばらくは2、3日おきで、4月11日から30日までは毎日。5月は2日、4日、6日に予定しているが、状況によっては終了している場合もある。時間は午前8時からで、当日分が無くなり次第終了する。全国発送もする。
問い合わせは集荷場、電話(32)0334へ。
写真=朝掘りのタケノコを箱詰めした(きょう午前8時10分ごろ)