小児接種の予約は1割 新型コロナワクチン、券発送から1週間で
2022年03月09日 のニュース
新型コロナウイルスワクチンの小児接種について、京都府福知山市が2月28日に、対象となる5歳~11歳の約4800人に接種券を一斉発送してから3月7日で1週間。市のまとめによると、同日現在の予約状況は1割程度にとどまっている。
厚労省は、新型コロナウイルスの感染について、「小児においても中等症や重症例が確認されている」「今後も様々な変異株が流行することも想定される」などとして、小児接種の必要性を説明する。一方で、オミクロン株に対する有効性が確定的でないことなどを理由に、小児接種は12歳以上の接種とは異なり、現時点においては予防接種法上の「努力義務」の規定の適用を見送っている。
市は最終的に対象者の5割程度の接種希望があると見込む。
■情報提供不十分 改善求めて市民団体が請願■
小児接種を巡っては、子育て世代を含む市民でつくる「福知山市の子どもの命を守る会」が、対象者への市の情報提供が不十分として、改善などを求める請願を開会中の市議会3月定例会に提出している。
写真=小児用ワクチン接種券の発送作業