学校給食にジビエ 捕獲したシカ33頭のもも肉でカレー
2021年12月13日 のニュース
京都府福知山市立小中学校23校で、市内で捕獲されたジビエ(シカ肉)を使ったカレーが学校給食で10日に提供された。市の学校給食でシカ肉が出されるのは初めてで、児童、生徒たちは、森の恵みを堪能した。
ヨーロッパでは古くから、狩猟で捕獲されたシカやイノシシなどの食肉が高級食材として使われていて、日本でも近年人気が出て来たジビエ料理を、給食で気軽に味わってもらおうと、市学校給食センターが献立を考えた。
カレーには市内のジビエの認証施設で処理されたシカ33頭のもも肉計165キロを使用。薄切りにしてニンジンやジャガイモなどと一緒に煮込んだ。
水内の大正小学校(渡邉重則校長、349人)では、子どもたちが「どんな味なんだろう」と食べる前から興味津々で、一口食べると「おいしい」と、お代わりする子もいた。
6年の荻野大地君は「初めて食べましたが、肉は軟らかくて、めっちゃおいしい。今度は肉だけを食べてみたい」と話していた。
写真=ジビエカレーを食べる大正小6年生