修学旅行で田舎体験 埼玉の高校生が中六で民泊
2024年11月16日 のニュース
埼玉県日高市の県立日高高校の修学旅行生たちが13、14両日、京都府福知山市中六人部地区で田舎のホームステイを体験した。生徒たちは受け入れ先の11家庭に家族の一員として迎えられ、地元住民との交流や里山の暮らしに触れた。
修学旅行で関西を巡る日高高校2年生約130人が、地域課題探求プロセスの学びの一環で、豊かな自然に囲まれ、日本の原風景が残る福知山市中六人部、南丹市、綾部市の3カ所に分かれて訪れた。森の京都DMOの教育体験旅行(教育民泊)の取り組みを活用した。
中六人部には生徒32人が訪れ、旧中六人部小学校を活用したムトベースで農業体験をしたあと、地元のふれあいセンターで入村式が開かれた。中六人部地域づくり協議会の北山哲史会長から地域の紹介があったあと、受け入れ家庭の人たちが「楽しい思い出を作ってもらえたら私たちもうれしく思います」などと歓迎した。
その後、生徒たちは2~4人に分かれて、各家庭の住民に連れられ、地元出身の芦田均・元首相の資料を展示する記念館を巡ったり、みそづくり、餅つきなどを体験。京の伝統野菜・万願寺甘とうが育つ畑では、虫に悲鳴を上げながら、収穫をした。
万願寺甘とうの収穫体験をした生徒は「普段しない体験をして楽しかった。受け入れてくださった家族の方と会うのを楽しみにしていたのでうれしい。修学旅行を良い思い出にしたい」と話していた。
写真(クリックで拡大)=受け入れ家庭の住民(左)と一緒に万願寺甘とうの収穫体験をする高校生