「そろばんって楽しい!」全珠連京都支部が児童にそろばんの使い方教える
2025年01月24日 のニュース
京都府福知山市内記五丁目の惇明小学校(中川敏朗校長)で20、21両日、外部講師による「ボランティアそろばん授業」があり、3年生101人が使い方や歴史、足し算、引き算の計算の仕方を学び、楽しみながら玉をはじいた。
全国珠算教育連盟京都支部の学校支援事業で、市内では2001年から取り組んでいる。今年度は昨年12月から2月まで、同支部顧問の吉田裕明さん(70)と息子で支部会員の孝宏さん(44)が、9小学校を回って3年生を中心に教えている。
学校の規模によって数日間に分けていて、惇明小では3日間の予定で行い、24日にも授業をする。児童たちは初日の20日、中国から伝わり江戸時代に普及したそろばんの歴史、当時の大工が改良を加えて現在の形になったこと、玉の動かし方、1桁の読み上げ算を教わった。
21日にはテキストを見ながら2桁の足し算、引き算をしたほか、五玉を使った計算に挑戦。答え合わせで、同級生の発表した答えと自分の解答が合っていると、「ごめいさん!」と元気よく声をそろえた。
授業を受けた児童は「そろばんを使ったのは初めてで、最初は全然使い方が分からなかったけど、だんだん計算ができるようになってそろばんが好きになりました」と話していた。
写真(クリックで拡大)=吉田裕明さんに教わりながら計算を学んだ(1月21日)