病院内の一室に視覚障害者の居場所開設 機器展示や悩み相談も

2025年01月23日 のニュース

 京都府福知山市などの視覚障害者で作る視覚障害者ネット・ともしび(友繁仁志会長)は、当事者にとって役立つ日常生活用品の機器展示、困りごとや悩みなどの相談に乗る場を設ける。場所は福知山市末広町の京都ルネスクリニック3階の一室。2月から月に3日程度開設することにしており、当事者が制作した編み物なども展示する。

 ともしびによると、視覚に障害がある人のなかには、安心して外出できないことから家に引きこもりがちになる人もおり、移動と情報収集に困難を抱える視覚障害者の居場所作りになればと、京都ルネス病院から場所提供の協力を得て開設することにした。

 2月の開設日は10、12、13、14日で時間はいずれも午前10時から午後2時まで。音声付き血圧計や拡大読書器、点字器など生活のしづらさの解消につながる機器の展示をするほか、多くの相談を受けてきた相談員や視覚障害者が悩みを聴く。また、スマートフォンやパソコンの操作、点字体験(2月は13日の予定)などを実施する日もある。晴眼者の参加も可能で、ボランティア希望者や家族も参加できる。

 当事者の友繁会長、ボランティアの田井太加次さんらは「便利なものがたくさんあり、それらを使うと多くの人とつながり、幸せの輪が広がると思います。気軽に来ていただき、社会参加への一歩にしてほしい」と来場を呼びかけている。


写真(クリックで拡大)=来場を呼びかける友繁会長(右)と顧問の田村敏明さん

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