耕作放棄地で障害者施設が小麦栽培 下荒河の「つむぎチャレンジ」

2021年11月26日 のニュース

 京都府福知山市下荒河、障害者が働く就労支援B型事業所「つむぎチャレンジ」が、下小田の畑で、小麦の栽培をスタートさせた。新たに始めた事業で、おいしい無農薬の小麦を作ろうと、このほど施設利用者が畑一面に種をまいた。

 NPO法人市民力支援工房つむぎあい福知山(森孝道理事長)が運営する福祉施設。利用者の仕事の幅を広げるとともに、耕作放棄地を活用した取り組みをしようと、畑の持ち主と協力して企画した。畑は全体で約25アール借りた。小麦は約15アール、残り10アールでは豆の栽培をしている。

 法人のスタッフが土を耕した後、利用者が種まきを開始。2人で列になり、バケツに入れた小麦の種を地面にふりかけるように、まんべんなくまいた。麦は農薬などを使わずに利用者らが世話をし、パン店などに卸す予定にしている。

 利用者の田淵憲司さん(53)は「無農薬で体に優しい食材になるよう、しっかりと栽培をしていきたいです」と話していた。
 

写真=小麦の種をまく利用者たち

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