盆休みは気緩めず感染防止対策の徹底を
2021年08月13日 のニュース

新型コロナウイルスの感染者数が、京都府福知山市内で増えている。7月23日~8月11日の期間には、計32人の陽性が判明していて、近隣の舞鶴市で急拡大している状況もある。盆休みを前に、府中丹西保健所=篠尾新町=の笹島浩泰所長(61)は「福知山市内で、いつ感染が加速してもおかしくない。感染防止対策の徹底を」と呼びかけている。
市内の感染者数は、4、5月に急拡大したが、6月は1カ月で1人と、いったんは収まった。しかし、7月に入って徐々に増え、下旬からは連日のように陽性者が判明している。
■デルタ株の影響も■
笹島所長は「陽性者の増加は、感染力が強いデルタ株の影響もあります。また4、5月の急拡大時は、しっかり経路を追えていましたが、最近は行動履歴を確認しても、経路が分からない場合が増えています」と危機感を募らせる。
一方で、「4、5月のときほどに急拡大する状況になっていないのは、みなさんが感染防止対策に取り組んでおられる証拠でもあります」と市民に感謝。「お盆休みも気を緩めず、都市部から帰省しての親族の集まり、同窓会などは控えてほしい」と話す。
またワクチン接種が進むなか、「2回の接種が終わったから自分は大丈夫-と思っている人もいますが、市内で接種済みの人が感染した例もあります。家庭内感染などで人にうつすこともあり、これまでと同様の対策を続けてほしい」と強調している。
写真=「盆休みもしっかり対策を」と呼びかける笹島所長