災害復旧支援の拠点、国交省と福知山市の由良川防災ステーションが完成

2021年07月25日 のニュース

 京都府福知山市戸田の由良川沿いに、災害時の復旧支援基地となる「由良川防災ステーション」ができた。国交省福知山河川国道事務所と福知山市が共同で整備したもので、21日に現地で開所式が開かれ、完成を祝った。

 防災ステーションは、戸田橋の由良川左岸側にある。由良川中流部の洪水時に、福知山市や綾部市が行う水防活動を支援するほか、災害時の復旧支援の拠点となる。

 同河川国道事務所は約10億円をかけて、敷地の造成や災害対策車の格納庫などを整備。敷地の広さは150メートル×100メートル。田んぼや畑の跡地を活用して、計10万立方メートルほどの盛り土で造成して、高さ約6・6メートルの由良川左岸の堤防に合わせた。

 災害対策車の格納庫は鉄骨ラーメン構造の平屋建てで、延べ床面積は796平方メートル。排水ポンプ車や土嚢造成機などの車庫、発電機室、資材倉庫などを設けた。敷地内には、堤防が決壊した時などに使う仮復旧用の土嚢の土砂1520立方メートル、コンクリートブロック675個、雑割石1350立方メートルなどを備蓄。また緊急輸送用ヘリコプターの離着陸場所となるヘリポートも設けている。

市は水防活動拠点のセンターを設置 地元消防団の待機場所にも

 市は、水防活動の核となる水防センターを格納庫の横に建設した。事業費は約7千万円。延べ床面積は231平方メートルで、鉄骨造の平屋建て。災害時に水防活動拠点となるほか、市消防団西中分団第3部の一時待機場所とする。

 土砂災害現場での救助や道路のがれき処理などで活動する重機、重機搬送車を配備する。また通常時は、水防に関する研究施設としても使える。

 開所式には、行政関係者と地元住民、市消防団員ら計12人が出席。大橋一夫市長はあいさつで、近年の異常気象や福知山の過去の災害に触れながら、「地域防災力の強化が急務となっているなか、開所となった。防災減災の一助になることを期待している」と話した。

 福知山事務所の矢野則弘所長は「2015年3月に整備計画が承認されたが、堤防整備を優先させ、19年7月より工事着手し今年7月に完成した。今後も引き続き京都府や各市と連携しながら、住民の安全安心につながる河川整備を進めたい」と力を込めた。

 続いて、防災ステーション看板の除幕もした。

写真=由良川防災ステーション看板の除幕をした
写真=市が建設した水防センター

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