ジューンブライドを直撃 緊急事態宣言の再延長で新婦涙

2021年06月01日 のニュース

 京都府に発令中の緊急事態宣言が、1日から再延長期間に入った。福知山市駅南町の結婚式場、ル・クレア(稲葉樹支配人)では、6月に式を予定していたカップルが延期を決めるなど、「ジューンブライド」と呼ばれる人気シーズンを直撃。開催する場合は、酒類の提供ができないなど制限があり、式の内容を変更せざるを得ず、対応に苦慮している。

 今回の再延長で、宣言期間が20日までとなり、当初の2週間から、約2カ月という長丁場になった。

 5、6月は例年、式を挙げるカップルが多い時期で、6月は20組ほどの予定があったが、宣言期間の延長で3組の延期が決まった。さらに式を挙げる場合も、府の要請で酒類の提供とカラオケ設備の使用自粛が求められ、密を防ぐため人数制限が必要で、売り上げにかなり影響が出ている。4月に仕入れたアルコールが使用できず、在庫がたまっているという。

 ウエディングプロデューサーの岩本滉平さん(27)は「売り上げも大変ですが、遠方の招待客を呼べず、延期を決めたカップルのほか、開催はするけれど理想とかけ離れた式になってしまい、相談の際に涙を流す新婦もおられ、胸が痛みます」と気遣う。

 開催を決めたカップルに対しては「感染防止対策を徹底したうえで、出来る限り理想に近づけ、喜んでいただける式にできるよう、精いっぱいのおもてなしをしたい」という。

 また冠婚葬祭は、休業要請の対象外であることに触れ、「結婚式自体は、自粛要請されていないことを、多くの人に知っていただき、式を挙げる新郎新婦を純粋に祝福してほしい」と呼びかけていた。
 
 
写真=式の内容変更など相談に訪れるカップルも多い

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