まん延防止措置始まる 会食減り「もう本当にきつい」仕出し店悲鳴

2022年01月28日 のニュース

 新型コロナウイルスの影響で会食の機会が減った。27日からは京都府などに再びまん延防止等重点措置の適用となり、その傾向は強まるとみられ、福知山市内の仕出し料理業者は悲鳴を上げている。

 牧で仕出し料理の富士屋を営む河内敏明さん(79)は「もう本当にきつい」と肩を落とす。

 京都市内などで15年の板前修業をして福知山に帰郷し、縁あって牧の地で30歳で開業した。周辺地域の会合やイベント、冠婚葬祭などで仕出し弁当の注文を受けて忙しくしてきた。

 ところが2020年春以降のコロナ禍で状況は一変し、売り上げの8割以上が消えた。感染拡大防止を目的にする京都府の飲食店向け時間短縮営業・休業要請の協力金は、座敷での店内営業があったわずか数日分のみしか認められなかった。

 大型冷蔵庫・冷凍庫などの電気代、厨房管理の必要経費は仕事がない期間も続き、コロナ禍の2年間で経営状態を圧迫した。

 打開策にと、弁当の出張販売や卸販売も考えたが、需要が見込める市街地から遠い地理的条件もあり、厳しかった。
 府コロナ感染防止対策認証店の登録をしており、今月に久しぶりの座敷会食の予約が入った。しかし、市内の感染急拡大でキャンセルになった。再び始まったまん延防止等重点措置の店への影響を気にしている。

 店のそばにある一宮神社の秋の例大祭では、地区内を練り歩く神輿かきに特製タレの串カツを振る舞って喜ばれている。その祭りもコロナ禍で中止が続き、にぎわいの声が聞こえない。今は節分用の巻きずしの注文に応えて踏ん張っているが、心が折れそうだと漏らす。

 「うちだけが苦しいわけでもないし、飲食業だけが厳しいわけでもない。それでも、この状況が今後も続くとなるとしんどい」

 弱毒性ながら感染力が強いとされるオミクロン株の猛威で感染拡大傾向が続く現在の第6波。第5波までとは異なる状況も踏まえて、感染防止、社会活動、経済活動のバランスを見極めた対策がこれまで以上に求められている。


写真=仕出し注文が減って、入れる食材が減った大型冷凍庫・冷蔵庫を前に

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