公共施設休館でひっそり 3度目の緊急事態宣言初日の福知山
2021年04月26日 のニュース

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都府など4都府県に25日、3度目の緊急事態宣言が発令された。福知山市内では、観光や宿泊、スポーツなどの公共施設が休館。日曜日だったが、ひっそりと静まり返っていた。期間は大型連休を挟む5月11日まで。
猪崎の三段池公園では、植物園や動物園、児童科学館の観光文化施設をはじめ、テニスコート、わんぱく広場、多目的グラウンド、武道館、総合体育館のスポーツ施設を休館。さらに駐車場を閉鎖した。
三段池ランニングクラブは毎週日曜日、武道館前の第2駐車場に集合してから朝練習を行う。大町恒夫会長(71)は、「駐車場が閉鎖になったので活動休止した。ランナーたちは走れず残念だと思うが、市内でも多くの感染者が出ているので仕方がない」と漏らす。
わんぱく広場は大型遊具があり、普段は多くの家族連れでにぎわう。24日に利用していた男性(33)=綾部市=は、「この辺り(中丹管内)も増えてきているので、いよいよ気を付けないといけない。施設が使えなくなって、大型連休に子どもと何をして遊んだらよいのか」と頭を抱えた。
3児を育てる門野亜純さん(38)=昭和新町=は、「子どもの感染が多いので、他人事ではない。長女が今年から小学生になったので、もし学校が休校になったら共働きなので困る」と不安を募らせた。
40代の男性は「身近には感染者がいないので危機感が薄れていて、新型コロナに慣れてしまっている」と話していた。
写真=三段池公園の駐車場を閉鎖した