六人部中学3年女子、小学校から伸ばしてきた髪を医療用かつらに提供

2021年04月05日 のニュース

 医療用かつらの製作に役立ててもらおうと、福知山市立六人部中学校3年の女子生徒が4日、長い髪を切った。髪を寄付する「ヘアドネーション」と呼ばれる社会貢献活動のためで、「私にもできることをしよう」と、小学6年生から3年間、髪を切らずに伸ばし続けてきた。

 ヘアドネーションは、寄付で集められた髪を使って医療用ウィッグを作り、病気などで髪の毛を失ってしまった子どもたちに無償で提供する活動のこと。髪の長さが15センチ以上あれば寄付が可能で、年齢や性別を問わずにできる。

 同級生がヘアドネーションをしていることを知り、髪を伸ばし始めた。6年生のころは肩ほどまでの長さだったが腰まで伸び、洗髪後に乾かすのが大変だったという。

 カットには石原の美容室「hair space act(アクト)」を訪れた。直径1センチほどの太さに束ねた髪に、はさみを入れて長さ約35センチの髪が3束取れた。

 後日、ヘアドネーションの取り組みをする大阪市の事務局に郵送する。

 母親や妹もこの活動に取り組んでいる。女子生徒は「活動がどんどん広がっていけばうれしいです」と願っていて、「髪を切ってすっきりしましたが、もう1回やろうと思います」と話していた。


写真=長く伸びた髪を切る

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