被災経験いかし「防災の福知山モデル」構築 公立大にセンター開設

2021年04月05日 のニュース

 自然災害の激甚化が顕著となる中、京都府福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学(井口和起学長)は、学内に大学の付属機関「地域防災研究センター」を新年度に開設した。地域防災の福知山独自のモデル構築へ向けて研究に取り組む。

 水害など幾多の災害を経験してきた福知山市。蓄積された対応経験やデータを利活用して、自治体の防災・危機管理に貢献することを目的に開設。学内の地域経営、情報の両学部や行政、関係機関などと連携して取り組む。

 ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)を活用して、災害時の自治体の意思決定を支援するシステムの開発や、適正な避難行動の定着化をめざす研究のほか、被災地の首長などを招いた講演の開催もする。

 さらに、米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究所「アーバン・リスク・ラボ」などとの共同研究も始まる。4月下旬には、第1回のオンラインミーティングを行う予定となっている。

 今年度は、重点項目の基礎研究や過去の災害のデータベース化、被災地の現地調査などを行い、3年目以降には研究に基づく提言、実装を始めていく計画。

 センター長は、福知山市消防本部消防長や市の危機管理監を歴任した横山泰昭さん(63)が就任。センターは大学1号館2階にあり、地域の自主防災組織や個人などからの気軽な相談も受け付ける。

 横山センター長は「地域の特性に重点をおいた対策が求められている。研究成果を社会実装する動きや提言などをして、地域防災『福知山モデル』の構築をめざし、住民の安心安全につなげていきたい」と話していた。


写真=地域防災研究センターが開設され、パネルを持つ横山センター長(中央)ら

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