山崎の桃、1週間ほど早く満開 「いつもは桜の後だけど」

2021年03月30日 のニュース

 京都府福知山市の桃の産地、山崎地区の桃園で、ピンク色の花が咲き、周囲を華やかに彩っている。今年は例年より開花が1週間ほど早く、近くで咲く桜と美を競い合っている。

 農家2軒が栽培している桃園で、広さは約1・5ヘクタール。現在5種類、約250本が植えられている。

 今年は5日ほど前に開花。田辺忍さん(78)の栽培地では現在ほぼ満開の状態で、枝のあちこちに花が付く。

 大きくて甘い実ができるように、つぼみを摘み取る摘蕾作業をしていて、これから摘花作業も進めていく。

 田辺さんは「昔は桜の花が終わったあとの4月中ごろに咲いていましたが、年々開花の時期が早まっているようです」と話す。

 桃園は獣害防止の柵が設けられているが、昼間は花見をする人のために出入りできるようにしている。
 
 
写真=ピンク色の花を付ける桃

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