新年に向けて夢を持とう―全住民に絵馬を配布 大江町尾藤口自治会  

2020年12月24日 のニュース

 京都府福知山市大江町尾藤口自治会(志賀眞男会長)は、地区住民全員に絵馬を配り、来年の抱負や思いなどを書いて、地元の稲荷神社に奉納してもらう。新型コロナウイルスによって日常が一変する中、感染拡大による暗い気分を解消し、新しい年に向けてみんなで希望や夢を持とう-と取り組む。

 今年は、コロナ禍で運動会や敬老会、秋の祭り、いきいきサロンなど、自治会内のさまざまな行事が中止となり、住民が顔を合わせる機会が減った。いつコロナが終息するのか分からない状況で、不安を募らす住民たちに、明るい気持ちになってほしいと、絵馬の奉納を考えた。

 絵馬は、自治会の全住民110人に配布した。自宅で抱負などを書いて、稲荷神社に奉納する。神社には自治会役員が竹で作った絵馬掛所を設置している。

 奉納は強制ではなく、それぞれが都合の良い時に掛ける。

 すでに奉納している人もいて、絵馬には「コロナにも負けず水害にも負けず過疎にも負けない自治会でありますよう」「新しい生活…ではなくて元の生活に戻れますように」などの願いが書かれている。

 絵馬は1年間ほど掛けておく。志賀自治会長(69)は「住民の方々はこの1年、自分の思いを表現する機会がなかったと思うので、それを発散するためにも、絵馬を奉納し、来年を良い年にしてほしい」と話している。  

写真上=稲荷神社に絵馬を掛ける住民たち
写真下=絵馬にはそれぞれの願いが書かれている

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