台風期前に作業をと猛暑の中、稲刈り始まる 大江の由良川沿い

2020年08月21日 のニュース

 京都府福知山市大江町で早くも稲刈りが始まっている。由良川沿いにある二箇上の水田で21日、近くに住む杉下義春さん(71)が、たわわに実った稲を刈り取った。

 町内の由良川筋では、台風シーズンを避けて稲刈りができるよう、春の早い時期に田植えをするところがあり、今年もすでに南有路地区では稲刈りが始まっている。

 杉下さんは4月下旬、田んぼ5枚(計約97アール)にコシヒカリの苗を植えた。今夏は梅雨が明けるのが遅かったため、例年と比べ、稲刈りの開始も2、3日遅れた。

 刈り取りは朝から強い日が差す中、パラソルを付けたコンバインを使い作業。熱中症にならないように注意し、途中で水分補給をして休憩を取りながら、次々と刈っていった。

 稲刈り作業は24、25日もする予定。「子どものころ稲刈りは10月ごろだったのが、ここは水害常襲地のため、だんだん早くなっていきました」と杉下さん。「梅雨が長く、日照時間が短かったので生育が心配されましたが、梅雨明け後によく照ったので、例年通りの良い米ができそうです」と胸をなでおろしている。
 
 
写真=コンバインに乗って刈り取り作業をする杉下さん(21日午前9時20分ごろ)

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