コロナで心機一転 ナポリ料理の店がホテルから町家に移転

2020年06月29日 のニュース

 京都府福知山市下柳町、市治水記念館隣に、イタリア郷土料理店「トラットリア・プルチネッラ」が開店した。駅南町のホテル1階から移転。町家を改修した店で、南イタリアにある港町、ナポリの素朴な料理が楽しめる。

店主は、イタリアのフィレンツェ、ナポリで修行した栗林寛之さん(44)=報恩寺=。綾部市のイタリア料理店などでも経験を積み、2013年からは駅南町のホテル1階に同店を構えていた。

経営は好調だったが、新型コロナウイルスの影響で、テイクアウト中心の営業になり、今後について考える機会が増えた。

ホテルの店では従業員8人ほどを抱え、利益を追い求める必要もあり、料理人というより、経営者の一面が強くなっていた。料理人に戻り、利益は後回しにして、最大限のおもてなしができる店を-と、いったん4月19日に店を畳んだ。

もともと「祖父宅だった町家に店を出したい」という夢があり、理想を追い求めて心機一転のチャレンジ。準備期間40日間で、改修などをすべて済ませ、今月7日にオープンさせた。

 府北部の旬の食材、自家製の生ハムを使い、多彩な前菜、パスタ、肉や魚料理などを日替わりで提供。コース料理もある。全8席のアットホームな店で、栗林さんが1人で切り盛りする。

営業時間は正午~午後3時、午後6時~10時で、日曜日定休。テイクアウトにも対応する。テーブル数に限りがあるため、「なるべく予約をしてほしい」という。営業時間は、予約状況によって柔軟に対応する。

栗林さんは「常連さんでも、初めて来た人でも、一人ひとり丁寧に対応しています。気軽に立ち寄り、素材にもこだわったナポリ料理を、ぜひ味わってみてほしい」と呼びかけている。電話0773(22)3751。


写真上=店主の栗林さんと店内
写真下=祖父宅の町家を改修してオープンした

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