小さなフォトコンテスト あさご芸術の森美術館で入賞展
2020年03月15日 のニュース
大賞作品、金子正直さん(千葉県、17歳)「天と地上の照らし合い」
準大賞作品、中川桃奈さん(愛知県、17歳)「同時進行」
本多剣次さん(北海道、10歳)「生きてる雪だるま」
全国の小中高校生を対象にした、兵庫県朝来市立あさご芸術の森美術館の写真コンテスト「小さなフォトグラファー展」の入賞入選者が決まった。大賞には千葉県佐倉市、金子正直さん(17)の作品「天と地上の照らし合い」が選ばれた。作品展は14日から多々良木の同美術館で開かれている。
美術館の開館20周年を記念して2月28日まで公募していた。テーマは自由。スマートフォンで撮影したものでもかまわず、25都道府県から113人が190点を応募した。
これを映像作家の藤原次郎さんが審査。レベルの高い作品が集まったことに驚きつつ「構図の工夫、被写体の選択、演出そして暗示。写真ならではの創作を感じる作品が多かった」と講評した。
また「高級カメラを持ったらいい写真が撮れるとは限りません。限られた性能の中で最大限に使いこなす、それが道具なのです」とし、自分の個性を発見し磨くことを説いて、「洋画・日本画・抽象画・モダンアートなどあらゆる絵画から学ぶことも多い」と、薦めた。
大賞作品については「アイデア、技術、構図、判断力など写真撮影における全ての大事なことが集約されている」と称賛した。
準大賞は愛知県の高校生と北海道の小学生だった。福知山市からの入選は無かった。
会期は5月6日まで。入賞・入選作品50点を展示する。