感染拡大で放課後児童クラブの利用者半数以下に

2020年03月11日 のニュース

 新型コロナウイルスの全国的な感染拡大と、福知山市民病院に勤務する職員の感染が判明したことを受け、福知山市内にある放課後児童クラブでは、利用を控える家庭が増えている。利用児童数は、通常時と比べて一日平均で約4割にまで減少している。

 市内には、市直営の12カ所と地元運営4カ所、地元委託1カ所の計17カ所に放課後児童クラブがあり、平日と土曜日の下校時から午後7時まで、利用できるようになっている。臨時休校期間の3日から23日までは午後2時から同7時まで利用できる。

 通常は、全クラブ(登録者数約1200人)で一日平均700人ほどが利用しているが、臨時休校期間中の3日から7日までは平均260人前後に減少。7日夜に市民病院職員の感染が判明して以降、最初の開設日となった9日には227人と、さらに利用者が減った。

 昭和放課後児童クラブ(池田睦子代表)では、通常80~90人の利用があるが、休校後には最大40人と減少。感染への不安が広がったこともあり、9日は28人の利用にとどまった。

 放課後児童クラブを所管する市教委生涯学習課は「仕事の都合などで、子どもの面倒を見ることができず、必要とされる人のためにも、今後もマスク着用や手洗い、うがいを徹底し、受け入れ態勢を維持したい」と話している。
 
 
写真=手洗いなどを徹底して感染防止に努めている(昭和放課後児童クラブで)

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