コロナになんか負けない! 住民にメッセージ募り街角に掲示
2020年10月07日 のニュース
京都府福知山市の昭和地区福祉推進協議会(津田武会長)が、住民から募ったメッセージを地区内に張り出す「アタック! コロナ・ファイトメッセージ」の取り組みを進めている。新型コロナウイルスに負けず、前向きな思いの言葉を地区内の24自治会に張り出し、応募のあったメッセージ全てを載せた冊子を作って全戸配布する。
福祉推進協では毎年、地区の子どもたちが工作などの活動を楽しむ「土曜広場」、親子でゲームに参加する「ふれあいフェスタ」といったイベントを開いてきたが、今年は新型コロナの影響で中止になった。
そこで、暗い雰囲気を吹き飛ばそう-と、推進協の青少年育成事業部会が昭和学区青少年問題協議会とともにアタックコロナの企画を立ち上げた。7月に昭和小学校と地区の全戸を対象にメッセージを募り、小学1年生から80代までの幅広い年代から、計238点が集まった。
「友だちとあそびたい でも今はがまん」「しょうどくとてあらいがんばってやる」「ウイルスから守ろう大好きな町」「あたりまえの日常を一日も早く取り戻しましょう!」など、新型コロナに負けない思いをつづった言葉が多い。
メッセージは横約20センチ×縦約10センチほどのシート約50枚に印刷し、近く青少年問題協の街頭啓発ボードなどに掲示する。冊子は11月を目標に配布する予定。青少年育成事業部会の和田昭人部会長らは「子どもたちがすごく我慢していることが分かります。メッセージを読むことで前向きな気持ちが広がり、みんなが元気になればうれしい」と話している。
写真=新型コロナに負けないメッセージを張り出す