休校で卒業式出席できない在校生 “花道”つくり6年生見送る
2020年03月03日 のニュース
京都府福知山市半田、修斉小学校(坂本幸彦校長、335人)で、新型コロナウイルスの感染防止策として23日の卒業式に出席できない1~5年生が、2日の下校時に6年生62人を見送った。3日から休校となり、全校児童がそろうのは2日が最後となっため、急きょ見送りの場を設けた。
グラウンドに集まった1~5年生は、一定の間隔で並び“花道”をつくって、その中を6年生がゆっくりと歩いた。
教諭たちも参加。「修斉の歌」をバックに流して、6年生たちを拍手や手拍子で送り、「バイバイ」「さようなら」などと声を掛けた。6年生たちは、恥ずかしそうにしながらも、下級生たちの気持ちをしっかりと受け止めて、笑顔で学校を後にした。
坂本校長は、「子どもたちの思い出を大事にして、最後の会にしてほしいとの保護者の思いを受けて、実施しました。きょうはいつも以上に大勢の児童たちが学年にこだわらず、触れ合う遊びが見られました」と話していた。
写真=下級生たちがつくった花道を歩く6年生たち