菟原診療の診療、14日で終了 市が後継医師募集
2020年03月02日 のニュース
京都府福知山市が市内の医療法人に運営を委任している三和町菟原中の菟原診療所が、3月で閉院する。法人はこれまで存続に向けて努力を重ねてきたが、対応が難しくなり、やむなく3月14日で診療を終える。これに伴い、市は新規に運営してもらえる医師の募集を始めた。
診療所は旧町時代の1976年に公設民営で開設し、91年に主要地方道篠山三和線沿いへ新築移転。この時から同法人に運営を委任している。
現在の診療科目は内科で、水曜日と土曜日(祝日を除く)の午前中に診察している。建物は鉄骨造平屋建て延べ床面積262平方メートル。できるだけ早く再開したい意向で、後継の医師を募る。
条件など詳細の問い合わせは、市保険年金課=電話0773(24)7015=で対応する。
法人は、運営する市街地の病院への患者送迎バスを三和町や夜久野町、私市方面などに出していて、菟原地区についても、これまで通り運行し地域の人の利便性を図ることにしている。
写真=3月14日の診察をもって閉院する菟原診療所